前回の記事にて水田天満宮と恋木神社の歴史などについて掲載しておりましたが、ご覧いただけましたか?まだ見てない!って方はこちら↓から見て下さいね。

 

今回は、水田天満宮に残る歴史的価値のあるものをご紹介したいと思います。

 

以前、筑後市に鎮座している5社の玉垂神社を調べていた所、井田上玉垂命神社の歴史から水田天満宮に御神幸祭絵巻があることを知りました。

 

水田天満宮に問い合わせた所、今回は特別に見せていただける事になりました。

 

はっきりとした記述はないので、いつの時代に描かれた絵巻なのかはわかりませんが、大鳥居信全との記述もあるので、時代的には江戸時代〜明治時代に描かれた絵巻ではないか?と推測されます。

 

「水田天満宮御神幸祭絵巻」
神幸祭とは、神霊の御幸(ぎょうこう)が行われる神社と祭礼。神幸式(しんこうしき)とも言われています。多くの場合、神霊が宿った神体や依り代(神霊が依り憑く対象物)などを神輿に移して、氏子地域内に御幸したり、御旅所や元宮に渡御したりするとあります。

 

こちらがその絵馬です。

途中破けていたりと破損はありますが、絵馬の長さは相当なものではないかと思います。

 

歴史的価値のある絵馬なので、広げるのもヒヤヒヤしました。

先頭に描かれているのは氏子さんでしょうか?鐘や太鼓を鳴らしながら御幸しています。

次は、巫女さんや神職と続いています。写真にはありませんが、その後はお坊さんなども御幸していました。

 

神仏習合の流れなのでしょうね。

 

続いて、神輿に移された神霊を運んでいる姿が描かれています。

菅原道真と言えば臥牛ですね!もちろんしっかりと描かれています。

毎年10月25日に奉納される福岡県指定無形文化財の稚児風流(チゴフリュウ)も描かれていました。
※2020年10月25日の御神幸祭は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、祭典のみ行われ、稚児行列・稚児風流は中止されます。

稚児風流

神幸祭に奉納される神事芸能であります。この稚児風流は、約600年前以上の伝統を持ち「ドンキャンキャン」とも称します。

6才から12才位までの氏子の子供達が、きんらんと緋ちりめんの華麗な装いに頭にはシャグマを被り、御幣と花布団で飾った大太鼓を中心に、連•鐘•鼓などを笛のリズムに合わせて打ち、町内を練り歩き、五穀豊穣を祈願する神事芸能であります。

以前行われた御神幸祭・稚児風流がYouTubeにありましたのでご覧下さい。

稚児風流の所で絵巻は所々切れていましたが、その後もまだまだ描かれており、全体を写真におさめることは出来ませんでした。

最後に流鏑馬が描かれており、その後に文字が書かれていましたが全く読めませんでした。

 

「木造火王水王の面(一対)」室町時代 天文10年(1541年)9月銘

神幸祭行幸の矛上部に飾らせていたもので、木製漆箔、鼻先は継合わせ彫り深く、阿(あ)吽(うん)の形の古風な面影をよく残した室町時代にふさわしい格調高い作品であります。

阿吽の天狗面が恐ろしい程の形相です。邪悪なものは寄り付かないでしょうね。

 

室町時代の約480年ほど前のものが、この令和まで残されて、引き継がれている事がほんとに凄い事だと思います。

 

まだまだ続きますよー!

 

次は、祈願などに行った時、本殿内で拝見した方もいらっしゃると思います。

「木造獅子頭」(一対)室町時代 永正15年(1518年)10月銘 年島家政作

魔除け獅子で、一木で獅子の頭部顔面を彫り、裏面は刳り貫き下顎は上顎の下に入れ鉄の芯棒で口が上下に開きます。

 

赤黒一対で初宮詣での魔除け獅子として御本殿に鎮座しています。

伺ったところ、獅子頭の重さは雌(赤色)の方が雄(緑色)より重いという事です。男性より女性がたくましいからですかね…笑

 

次の文化財は、本殿の横にある恋参道を恋木神社へ行く途中の左手側に鎮座している狛犬です。木柵の隙間から見る事ができます。

 

「石造狛犬」(一対)江戸時代 慶長15年(1610年)4月25日銘 肥前国住長安

境内末社の玉垂命神社の守護狛犬として一対鎮座しています。彫刻としては極めて簡素でありますが、ユニークな形相と直線・曲線の大胆な構成で力強く表現されています。

 

一般の狛犬と造形感情を異にし、近代彫刻に通ずる優れた作品でもあります。

ほかにも無形文化財として、毎年8月25日に奉納される「千灯明」があります。

 

約700年の伝統を持つと言われる壮厳華麗な夏祭です。五町内の氏子達が境内に楼門・鳥居・日の出・帆かけ船等の形をした灯明台を数ヶ所に設けます。夕方よりほたての貝殻カワラケ等を数千個使用し粘土で固定した灯明に種油で灯し、夜空の花火大会と共に光の大饗宴となります。

 

また、五町内の氏子達により「はだかんぎょう」が昼・夜と繰り出し町内を練り歩き夏祭りを盛り上げます。

 

戦後一時期までは、約30mの花火櫓を各五町内で建て競い、九州一の千灯明花火大祭でありました。

今年の千灯明大祭は新型コロナウイルスの影響で中止となりましが、来年は開催される事を願います。

 

その他、文化財ではありませんが水田天満宮の千年祭記念の時に描かれた境内図も見せていただきました。

境内が現在より広かったようです。

 

千年大祭の時に、楼門屋根の修復が行わた際、屋根破風の拝の下に取り付けられていた装飾、懸魚(げぎょ)も残されています。(江戸時代の物)

こちらの懸魚(げぎょ)と花火櫓の写真は、社務所前の受付所に飾ってあるので自由に見ることが出来ます!

 

皆さんいかがでしたでしょうか?こんな歴史ある凄い神社だったとは、知らなかった人も多いのではないでしょうか。

 

水田天満宮の皆様、快くご協力していただきました事、大変感謝致しております。ありがとうございました。

 

これからも菅原道真公の御神徳を伝え与え続けていって下さい。感謝

水田天満宮

【住所】
〒833-0027 福岡県筑後市大字水田62-1
【社務所営業時間】
09:00〜17:00
【TEL】
0942-53-8625
【駐車場】
水田幼児園前駐車場・東門駐車場
北側駐車場あり(無料)

 この記事の内容は2020年10月現在のものです。詳細は施設ホームページなどから最新情報をご確認ください。

 

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