2020年7月30日(木)、筑後市内の小学校全児童に熱中症対策と新型コロナウイルス感染症対策(ソーシャルディスタンスの確保)を目的として「日傘」が配布されました。
筑後市内の小学校では、今年の夏休みが8月8日~18日までの11日間に短縮されたため、真夏の非常に暑いなかで登下校をすることになります。
厳しい暑さのなか、マスクを外す子が多くなることを予想されますが、日傘を差すことにより自然と一定の距離を保つため、新型コロナの飛沫感染を防ぐ効果が見込まれるとともに、熱中症対策にもなるということです。
ちなみに、日傘は雨の日でも活用できる晴雨兼用となっています。
これまでも筑後市では、臨時休校中には全児童に米5㎏の配布がされたり、未就学児には絵本5冊の配布がされたりと、コロナ禍での子供たちに対する対策が行われてきました。
今回の日傘についても、子供たちのことを想っての非常に素晴らしい対策だと思います。
なお、日傘配布にあたって「登下校時における児童用日傘の有効活用について(お願い)」と題して、筑後市教育委員会より以下の文が出されています。
盛夏の候、保護者の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。併せて、学校再開後2カ月が過ぎましたが、この間の子ども達の健康管理等多大なご協力を頂いていますことに感謝申し上げます。
さて、既にご承知のことと思いますが、今年は夏休みを短縮し、8月8日から8月18日までの11日間といたしました。従いまして子ども達は大変暑い中登下校することになり、「熱中症」が心配されるところとなっております。
このような状況のなか、筑後市では子ども達の命を守る方策の一つとして、熱中症対策と新型コロナウイルス感染症対策(ソーシャルディスタンスの確保)を目的として、筑後市立小学校全児童に日傘(晴雨兼用)を配布することといたしました。
つきましては、子ども達が「自分の命は自分で守る」という意識を高めることを家庭・学校・地域の共通の認識とし、その一環として登下校時に日傘を有効に活用することを推進していきたいと考えています。
まずは、少し面倒ではありますが日差しの強い日には「日傘」を使用するようご家庭でもご指導をお願いいたします。学校におきましてもその必要性について指導いたしますとともに、登下校時の荷物の軽量化にも努めることとしています。
最後に、子ども達は雨傘の経験は有りますが「日傘」については未経験です。日傘を差して登下校を行う際の交通事故も心配するところです。この件につきましてもご家庭でも重ねてご指導をお願いいたします。
筑後市教育委員会