新型コロナウイルスの影響により、今年3月から5月下旬まで学校が臨時休校されたことにより、全国の多くの学校で夏休みが短縮されました。
筑後市の小学校では、8月8日(土)~18日(火)までの11日間と、筑後地区のなかでも特に休みが短い夏休みとなりました。
こうした夏休みの短縮により、厳しい暑さのなかで登下校する児童の熱中症対策と新型コロナウイルス感染症対策(ソーシャルディスタンスの確保)を目的として筑後市内の小学校全児童に「日傘」が配布されたことは以前、記事で紹介していました。
2020年8月24日(月)より、筑後市内の小学校では、こうした対策に加え、今後も熱中症が発症しやすい気象状況が続くことが予想されるため、児童の登下校時の熱中症を予防するため、ランドセルの代わりにリュックサック等での登下校することを可能とする、いわゆる「ノーランドセル登下校」を開始しました。
あわせて、教科書等の持ち帰りを軽減するため、宿題等を除き、教科書等を学校に置いて帰るようにしました。
なお、この対策は2020年9月24日(金)までの2週間を目処とされ、その後は状況を見ながら保護者の判断に委ねるとしています。
ランドセルの場合、教科書などを入れると5㎏前後の重さになることもあり、児童の体に大きな負担がかかると同時に、背中に熱気がこもりやすく、熱中症のリスクを増すことに繋がりかねません。
先週、同じような対策が岐阜県本巣市で開始されたことが報道されていました。
子どものことを考え、いち早くこうした対策を取り入れることは、子供たちのことを想っての非常に素晴らしいことだと思います。