福岡管区気象台は、台風10号が2024年8月30日（金）に福岡県に最も接近する見込みと発表しました。また、28日（水）夜から29日（木）夜にかけて、福岡県では線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。
気象台によると、非常に強い台風10号は、28日16時には屋久島の西南西約40キロにあり、ゆっくりとした速さで北へ進んでいるものとみられ、今後、風は非常に強い勢力を維持したまま北上し、30日に福岡県に最も接近する予想だということです。
このため福岡県では、29日昼前から30日にかけて、非常に強い風や猛烈な風が吹き、海上ではうねりを伴う大しけとなるおそれがあります。また、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となるおそれがあります。
気象台は、暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒するよう呼び掛けています。
風の予想
【29日に予想される最大風速（最大瞬間風速）】
・福岡地方の沿岸の海域
23メートル（35メートル）
・北九州地方の響灘
23メートル（35メートル）
・北九州地方の瀬戸内側
20メートル（30メートル）
・筑後地方の沿岸の海域
25メートル（35メートル）
・陸上
20メートル（35メートル）
【30日に予想される最大風速（最大瞬間風速）】
・福岡地方の沿岸の海域
25メートル（35メートル）
・北九州地方の響灘
25メートル（35メートル）
・北九州地方の瀬戸内側
25メートル（35メートル）
・筑後地方の沿岸の海域
30メートル（45メートル）
・陸上
25メートル（35メートル）
波の予想
【29日に予想される波の高さ】
・福岡地方の沿岸の海域
6メートル（うねりを伴う）
・北九州地方の響灘
6メートル（うねりを伴う）
・北九州地方の瀬戸内側
3メートル
・筑後地方の沿岸の海域
2.5メートル
【30日に予想される波の高さ】
・福岡地方の沿岸の海域
6メートル（うねりを伴う）
・北九州地方の響灘
6メートル（うねりを伴う）
・北九州地方の瀬戸内側
3メートル
・筑後地方の沿岸の海域
2.5メートル
雨の予想
29日に予想される1時間降水量は多い所で、
・福岡地方 60ミリ
・北九州地方 60ミリ
・筑豊地方 60ミリ
・筑後地方 60ミリ
28日18時から29日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・福岡地方 150ミリ
・北九州地方 150ミリ
・筑豊地方 150ミリ
・筑後地方 150ミリ
その後、29日18時から30日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・福岡地方 300ミリ
・北九州地方 300ミリ
・筑豊地方 300ミリ
・筑後地方 300ミリ
台風の進路予想や、土砂災害、浸水害、洪水災害のキキクル（危険度分布）に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
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