2024年10月5日(土)から、福岡県の最低賃金が992円(時給)に引き上げられます。
福岡県の最低賃金は、福岡県内の事業場で働く全ての労働者とその使用者に対 して適用されるもので、常用・臨時・パートタイマー・アルバイト等の雇用形態や呼称の如何を問わず、性、国籍および年齢の区別なく適用されるもので、昨年10月6日以降は941円(時給)でしたが、今年10月5日(土)以降は、992円(時給)になります。
日給制の場合は、日給を1日の所定労働時間で除した金額を最低賃金以上にする必要があり、月給制の場合は、月給を1カ月平均の所定労働時間で除した金額を最低賃金以上にする必要があります。
なお、特定の産業には特定最低賃金が定められているので注意が必要です。詳しくはこちら↓をご覧ください。
ここ数年は物価高騰などの影響が大きく最低賃金の大幅引き上げも実質賃金は依然として低下傾向にあります。
一方で、最低賃金の引き上げが小零細事業所の経営を圧迫している状況も続いています。しかも、最低賃金を払えばパートやアルバイトなどを雇える状況にはなく、飲食店などでは人手不足が深刻化しているようです。
福岡県の最低賃金改定の推移
2019年度 841円(引上げ額 27円)
2020年度 842円(引上げ額 1円)
2021年度 870円(引上げ額 28円)
2022年度 900円(引上げ額 30円)
2023年度 941円(引上げ額 41円)
2024年度 992円(引上げ額 51円)
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