広川町の「太原のイチョウ」は、毎年11月中旬から下旬にかけて黄金に輝き、多くの人を魅了していますが、2020年はその観覧が中止されることとなりました。
広川町観光協会は、
①新型コロナウイルス感染症の流行により、例年町内外はもとより、県外からも不特定多数の来観者があり、感染のリスクが排除しきれない可能性があるため。
②イチョウ樹体の状態が芳しくなく、黄葉前の現時点で葉が散っている部分もある状況で、養生の必要があるため
②イチョウ樹体の状態が芳しくなく、黄葉前の現時点で葉が散っている部分もある状況で、養生の必要があるため
以上の2つの観点より中止を決定したとしています。
先日、そんなこととはつゆ知らず、何気に現地を訪れた私はびっくり!
「コロナウイルス感染症の拡大防止とイチョウの木の養生のため、観覧はご遠慮ください。(柵の中に入らないでください)」と記された看板が!
あわてて調べてみると、広川町観光協会のホームページfa-external-linkに「令和2年度 太原のイチョウ観覧中止お知らせ」がありました。
さらに、「駐車場は今年は解放しません。路上駐車は近隣住民の方のご迷惑となりますので、お控えください。」と記された看板も。
今年は我慢するしかなさそうです。
元々、夫婦2人で営むぶどう畑だったというこの場所は、約23年前に畑の一部をイチョウに植え替えられました。
きっかけは奥さんが亡くなったこと。
2人で紅葉狩りに行くのが楽しみだったという奥さんを想い、ご主人が丹精込めて育てたもの。今では約80本のイチョウ並木が黄金色に色づき、見物客を喜ばせています。
こんな素敵なエピソードのある「太原のイチョウ」。
きっと来年はコロナが落ち着きここも賑わうはず。
太原のイチョウ
〒834-0112 八女郡広川町久泉1029
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